インドの出張にも慣れてきたので、今回のインドでは、一人の時間を大切にしながら、美しく洗練された空間と味を楽しむ、大人ならではの出張スタイルを綴ります。そのために、今回の出張では仕事用以外のおしゃれなスーツも一着持参し、一人で上質な時間を満喫しようと思います。

これから五泊六日のインド出張へ。
今回の旅は、北インドの中心・ニューデリーと、南西部の商都プネーを巡ります。まもなく搭乗するシンガポール航空のB777がゲートに到着しています。

出張ではありますが、日曜日の午後のフライトということもあり、少しゆったりした気分で搭乗。
機内ではワインをいただきながら、インドへ向かいます。

機内食は、薄切りのポークと卵を組み合わせた一品。
シンプルながら、また食べたくなるような味でした。

Delhiに無事到着。イミグレーションもほとんど並ばず、すぐに外へ出られました。最近はイミグレーションの待ち時間もほとんどなく、スムーズに通過できます。

到着ロビーで、手配していたホテルタクシーのスタッフと無事合流。空港から5分ほどの場所にあるAerocityのホテルに向かいます。

無事に、AerocityにあるAloft Hotelへ到着。
チェックインを済ませ、ようやく荷物を置いてひと息つけます。

夜9時過ぎ、機内食は食べましたが、ホテル下の日本料理店で軽く夕食です。

ビールと唐揚げ。唐揚げは衣がサクサクで中はジューシー。インドで味わうと、よりおいしく感じます。

この日はちょうど、Kanwar Yatraというシヴァの信者であるKanwariyasが、聖水であるガンガー川の水を担いで、数十km〜数百km歩いて寺院に行きシヴァ神像にかける拝礼の日で、多くの人が街を同じ方向に向かってあるていました。2025年は7月11日から23日まで行われ、デリーの街全体がこの足取りに動く、独特の雰囲気でした。

道の脇には、あちこちにトラックが停まっていて、そこで食事や飲み物を提供されたり、休憩することができるそうです。

Kanwar Yatraの拝礼で賑わうDelhiを後にし、これからPuneへ移動します。

ガンジー国際空港の国内線ラウンジに来ました。

最近事故を起こしたこともあり、これまでAir Indiaは避けていましたが、今回はANAとの共同運行便に搭乗。でも実際の運航はAir Indiaでした。

操縦席に女性パイロット。まだまだ男性が多い、インド社会の中で、ちょっと印象的な光景でした。

Puneまでの道中の無事を願って、いよいよ出発です。

機内食は、ベジタリアンかノンベジタリアンのカレーです。機内にはスパイスの香りが漂ってきます。

無事にPuneへ到着。
空港はコンパクトですが、清潔感があり、整った印象です。

宿泊先近くのNovotel Puneに到着。

Novotel Puneは空港から近く、落ち着いた雰囲気のモダンなホテルです。

この日の夕食は、ホテルの下のレストランでいただきます。

ホテルのビュッフェコーナーには、カレーの鍋がずらりと並びます。
香り立つスパイスが食欲をそそり、どれを取るか迷ってしまうほど。インドらしさを存分に感じる光景です。

翌朝、ホテルの部屋から眺めるPuneの街並み。
朝日を受けて街が少しずつ目を覚ましていく中、線路には電車がゆっくりと走っていきます。
高層ビルは少なく、どこか穏やかな空気が流れる景色です。

ホテルの朝食は、インドらしいメニューが並びます。
焼きたてのプラタにカレー、スパイスの効いた野菜料理など、どれも香り豊か。
普段の洋朝食とは違い、朝からしっかりインドの味を楽しめました

ここはインドのオフィス。
モダンなデザインに観葉植物やアートが飾られ、来訪者を心地よく迎えてくれます。
明るく開放的な空間、空間全体をより洗練された雰囲気にしています。

今日は気分転換も兼ねて、The Ritz-Carlton Puneに宿泊します。
明日はオンラインでのミーティングが入っており、ホテルで過ごす時間が長くなる予定。
せっかくなら快適に過ごせる場所を、ということで選びました。上質な空間で、仕事とリラックスの両方をしっかりこなせそうです。

一歩ホテルに足を踏み入れた瞬間、空気が変わります。
高い天井に広がる開放感、磨き上げられた大理石の床、丁寧に生けられた花々。
The Ritz-Carlton Puneは、エントランスからすでに高級感に包まれていて、ここで過ごす時間への期待が自然と高まります。

部屋に入ると、落ち着いた色調と上質な家具が目に入ります。
広々とした空間に、大きな窓からはPuneの街並みが一望。
ベッドは他のホテルよりふかふかで、シーツや枕、ガウンの肌触りも心地よく、長時間の滞在でも疲れを忘れさせてくれそうです。
デスクやソファもゆったり配置されており、仕事にもくつろぎにも使いやすい造りになっています。

夜はホテル最上階、屋上にあるレストランへ。
一人ではありますが、おしゃれなスーツに着替え、気分は特別なディナータイム。
目の前にはPuneの夜景が広がり、テーブルには丁寧にセッティングされたカトラリー。
The Ritz-Carlton Puneでの食事は、まるで映画のワンシーンのようで、誰もが一度は体験してみたくなるような贅沢な時間でした。

食事の後は、少しホテル内を散歩。食事の後はホテル内や屋外テラスを散歩。夜風が心地よく、ライトアップされた建物がより一層美しく映えます。

食事の後は、少しホテル内を散歩。
静かな廊下やラウンジをゆっくり歩きながら、照明やインテリアの美しさに目を奪われます。
どこを切り取っても絵になる空間で、ただ歩いているだけでも心地よい時間です。

ホテルの横にそびえるオフィスビルに目を向けると、夜遅い時間にもかかわらず、フロアのあちこちで煌々と明かりが灯っています。
ガラス越しに見えるデスクや会議室には、まだ人影が動いていて、この街の夜がまだ終わっていないことを感じさせます。
静かなホテルの敷地と、働き続けるオフィスのコントラストが印象的です。

好調なインド経済を支えるインドのビジネスマンです。

快適なThe Ritz-Carlton Puneでの宿泊を終え、翌日はDelhiへ戻ります。
今回はAir Indiaではなく、インド国内線で利用者の多いLCC、IndiGoを選びました。
青を基調とした機体とシンプルなサービスが特徴で、短距離フライトにはちょうどいい存在。
Puneの空港からDelhiまで、約2時間の空の旅です。

明日は早朝のフライトでシンガポールへ戻るため、今夜は再びAerocityのAloft Hotelに宿泊します。
空港からのアクセスが良く、シンプルで過ごしやすいこのホテルは、移動前の一泊にちょうどいい存在。
ロビーには軽快な音楽が流れ、カジュアルながらも程よく洗練された雰囲気が心地よく感じられます。

ホテルにチェックインした後は、初日と同じく館内の日本料理店へ。
今回のインド出張、最後の夕食です。
まずはオニオンスライスをつまみに、ローカルビールでひとり乾杯。
出張の締めくくりに、ほっと一息つく時間です。

串カツは衣がサクッとしていて、本格的な味わい。
ソースとの相性も良く、日本ともぺろっと食べてしまいました。

酸味と辛味が程よく効いた酸辛スープ。
一口すすれば、最初に酸味がきて、その後にピリッとした辛さが追いかけてきます。体がじんわり温まる一杯です。

翌日、シンガポールへ戻るため、ガンジー国際空港へ。
こちらはシンガポール航空のチェックインカウンター。
出発前のこの光景を見ると、ようやく帰路につく実感がわいてきます。

出国審査と手荷物検査は驚くほどスムーズに終わり、あっという間に制限エリアへ。
そのままラウンジに入り、フライトまでの時間をここでゆっくり過ごします。
落ち着いた照明と静かな空気が、出発前の緊張をほぐしてくれるようです。

窓の外には、これから搭乗する飛行機が静かに停泊しています。
ゲート越しに見る機体は、帰路につく心を少し落ち着かせてくれる存在。
まもなくシンガポールへ向けて出発です。長かった今回の出張も、いよいよ締めくくりのフライトとなります。

機内食は朝食メニュー。
インド滞在中は、朝からカレーなどしっかりめの食事が多かっただけに、軽めの朝食はほっとします。
コーヒーを飲みながら、ゆったりと帰りの空の時間を楽しみます。

Business Trip in Style – 出張でも楽しむ大人の上質な時間、美食と滞在記 完

By adamas

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