中国の旅後半、上海から広州経由で東莞に入り、東莞に2泊して、広州白雲国際空港からシンガポールに帰りました。
初日は東莞のホテルの近くのレストランに食事に行きました。

ホテルの周辺には超高層ビルこそありませんが、レストランやショッピングモールが点在していて、多くの人でにぎわっていました。派手さはないものの、生活感のある活気あるエリアという印象です。

こちらはショッピングモール前の広場。夜でも子ども向けの小さなアトラクションがいくつか設置されていて、明るくにぎやかな雰囲気です。照明もしっかりあり、とてもいい雰囲気のローカルを味わえる場所でした。

屋台が並ぶ通りもあり、ローカルな雰囲気が漂っていました。小さなお店がずらりと軒を連ねていて、歩いているだけでもワクワクするようなエリアです。地元の人たちでにぎわっていて、活気にあふれていました。ローカルの人だけではなく、観光客も楽しめるエリアかもしれません。

初日の夕食は、地元の大きなレストランへ。ちょうど夕食時に到着したのですが、お客さんの数はまばら。10年以上前、中国によく来ていたころは、この手の中国のレストランはどこも多くの人で賑わっているものでしたが、噂で聞いてたとおり、中国の景気の悪さを感じさせられる光景した。

サイコロステーキ。ひと口サイズにカットされていて食べやすく、胡椒のスパイシーさとほんのり甘めの味付けが絶妙にマッチしていました。シンプルながら、あとを引く美味しさで、ついつい箸が進みます。

サイコロステーキのほかにも、さまざまな広東風の中華料理を堪能しました。どれも素材の味を活かした優しい味付けで、見た目も美しく、目でも舌でも楽しめる料理ばかり。本場ならではの広東料理を楽しみました。

二日目の夜は、東莞市の中心地にきました。

ホテルのカウンターで「このあたりで美味しいレストランが集まっているエリア」と聞いてみたところ、スタッフの方に“国貿”エリアを勧められたので、DiDiに乗って来てみました。このエリアは、レストランが集まるエリアというより、ビジネスエリアでした。この辺りは超高層ビルが立ち並んでいます。しかもイリミネーションが派手です。

こちらがホテルの人に教えてもらった“国貿”と呼ばれるビルのようです。ここは北京でも上海でも広州でもなく、東莞という街。でも、そんな東莞にもこのような超高層ビルが立ち並んでいます。やはり中国は発展を続けているんだと実感しました。

ただ、不思議なことに、東南アジアの国々でよく感じるようなエネルギッシュな活気は、ここではあまり感じられませんでした。
雨が降っていたからか?東南アジアとは違い、気温が低く肌寒かったからか?電動車が多くガソリン臭さがなかったせいか?クラクションの音がほとんど聞こえなかったせいか?路上で商売をしている人を見なかったせいか?東莞は発展を遂げ、発展途上中の街ではないせいか? 約15年前、広州によく来ていた頃とは、だいぶ違う印象になっていました。

二日目は国貿の横のモダンなショッピングモールで四川料理をいただきました。

どれも予想以上に唐辛子が入っていて、汗が吹き出します。

ついバランスを考えずに、見た目も香りも魅力的な四川料理ばかりを注文してしまいました。その結果、テーブルに並んだ料理はどれも赤くて辛そうなものばかり。食べてみても、どれも舌にビリビリと刺激が走る強烈な味わいで、ひと休みできる優しい味の料理が一品もないという状態に…。美味しいので箸は止まらず、食べた分だけビールも進みました。
発展した東莞の街と本場の中華料理を充分に満喫し、明日、シンガポールに帰ります。

シンガポール航空のチェックインカウンターは驚くほど空いていて、待ち時間もほとんどなし。スタッフの対応もスムーズで、ストレスなく手続きを終えることができました。

出発エリアの2階にはレストランなどのお店が並んでいたので、ちょっと散歩がてら上がってみました。広州白雲国際空港は、全体的に人が多すぎず、騒がしさもなくて、とても落ち着いた雰囲気で、ストレスを感じずに過ごせる、快適な空港でした。

制限エリアまで入ってきました。さすが広東省の省都・広州にある白雲国際空港だけあって、ターミナル内はとても広く、さまざまなお店が並んでいます。中でもレストランのラインナップが印象的で、普段東南アジアの空港で見かけるお馴染みのチェーンとはひと味違うお店が多く、新鮮な気持ちで楽しめました。

シンガポール行き、SQ 851(機材B787)が待機しています。

座席配列は3-3-3のゆったり配列で、座席は真っ黒の液晶でした。

しかも、オンラインチェックインの時点では空席がなかったのですが、実際に搭乗して自分の座席に来てみると、なんと隣の2席が空いていてラッキーなことに3席をまるごと使えました。中国最後の旅、思いがけずゆったりとした空の旅になりました。

機内食はPork Richをオーダーしたら腊味飯(Lap Mei Fan)でした。この甘みのある中華ソーセージ腊腸はあまり好きではないですが、せっかくの機内食なので、楽しんで食べました。