今日からちょっとした旅に出でます。
ルートは、Singapore → 香港 → 深圳 → 上海 → 深圳 → 香港 → Singapore という、移動の多いスケジュール。出張とMBAの行事に参加してきます。久しぶりの中国複数都市をめぐる旅、楽しみです。
まずはシンガポールから香港へ。そこから深圳湾を越えて深圳に入り、しばらく滞在してから、上海へ飛ぶ予定です。上海での用事が終わったら、また深圳に戻ってきます。そして最後は香港からシンガポールに帰ります

今回は、シンガポールから香港へ飛び、そのまま深圳湾を経由して中国本土に入国するルートを選びました。
実は、深圳湾からの入国は今回が初めて。1ヶ月前に香港を訪れた時は、香港から羅湖に入り、福田口岸から戻るというルートでした。あのときは、10数年ぶりで、懐かしいルートを通りたかったためこのルートを選びましたが、今回は少し違う方法を試してみようと思います。
事前に地図で調べてみたところ、香港空港から深圳へ向かうルートの中では、深圳湾経由が陸上移動の場合、最も最短距離のようですね。ただ、初めてなので、入国審査、交通の便は分かりません。

無事に香港国際空港に到着。そういえば香港では、もうずいぶん前――優に10年は経っている頃から、入国スタンプが押されない仕組みになっています。代わりに入境の情報が記載された紙を1枚もらうだけです。古いパスポートには香港のスタンプが残っていますが、今のパスポートにはもちろん、香港のスタンプはありません。

少し時間があったので、10年以上前に暮らしていた香港の街を、ひとりでぶらりと散歩してみました。

空港からタクシーで深圳湾へ向かいます。
海をまたぐ大きな橋を渡ると、徐々に視界の先に大都会・深圳の高層ビル群が姿を現しました。
発展がすごくそのスケールは香港と変わりがありません。

この建物を入り歩いて深圳に入国します。

香港を出国し、深圳に入国しました。
かつては「香港に比べて少し遅れている」という印象もあった深圳ですが、今はまったく違います。
むしろ、サービスや設備の面では、10年前からあまり変わっていない香港よりも、深圳の方が進んでいると感じる場面が多々あります。給料は香港の方が圧倒的に高いようです。

今日の宿泊先、ヒルトンホテルに到着。
広々としたフロントで、ストレスフリーでチェックインします。

本館別館があり、今回は別館に案内されました。チェックアウトは、こちらの別館フロントでも対応してもらえます。移動せずに済むのは、嬉しい心配りです。

今回宿泊するのは、リビング兼書斎とベッドルームが分かれたスイートルーム。
ゆったりとした空間に、長旅の疲れもすっとほどけていくような心地よさ。仕事が捗りそうです。

スイートルームの心地よさは、やはり別格。
リビングでゆったりと過ごし、書斎スペースでひと仕事、そして静かなベッドルームで眠りにつく。
空間を移動しながら過ごすことで、自然と心にも余白が生まれてきます。

ひとつの部屋にベッドとテーブルとソファが詰め込まれたタイプの部屋も悪くないですが、この動線のある滞在を知ってしまうと、もう戻れなくなるかもしれません。リビングでくつろいで、書斎スペースで少し仕事をして、ベッドルームでぐっすり眠る——そんなふうにホテルの中を“歩き回れる”贅沢は、一度味わうとクセになります。

寝室もまた、しっとりと落ち着いた雰囲気に包まれていて、心まで穏やかになるような空間。
一歩足を踏み入れた瞬間から、静けさが漂っています。

ホテルから歩いて5分ほどの場所に、「海上世界」という商業施設が集まるエリアがありました。
海沿いの開放感とともに、カフェやレストランが立ち並び、散策にもぴったりの雰囲気。

こちらはホテルの最上階から眺めた景色。
正面に見えているのは、ヒルトンホテルの別棟、本日宿泊する棟です。
空に溶け込むような建物の輪郭が美しく、眺めているだけで少し贅沢な気分に。

夜になると美しくライトアップされ、建物全体がやわらかな光に包まれます。

夕食は、友人とともにヒルトンホテル内の関東料理レストランへ。
落ち着いた雰囲気の中で、丁寧に仕立てられた一皿一皿をゆっくり味わいながら、久しぶりの会話を楽しみました。

白身魚の中華風蒸し物

ホテルの最上階にあるバーで、眼下に広がる大都会・深圳の夜景を眺めながらグラスを傾けました。
きらめく光の海に包まれたひとときは、旅の終わりを静かに彩ってくれるようでした。

ホテルには電気自動車用の充電スタンドも完備されていました。
さすが“電動車大国”とも言われる中国。こうした設備の充実ぶりには毎回感心させられます。
翌日は終日仕事に追われ・・・・・・・

深圳二日目に宿泊する、深圳・福田にあるShangri-laホテルに到着。
落ち着いたロビーに一歩足を踏み入れると、自然とリラックスした気持ちに切り替わります。高級ホテルに宿泊する醍醐味の一つですね。

今回の部屋は、先月ドバイで滞在したShangri-laと同じデザインでした。
Shangri-laブランドとしての美学が細部にまで行き届いていて、扉を開けた瞬間に感じたのは、懐かしさと心地よい安心感でした。

バスルームも、白を基調にした清潔感あふれる空間。
シンプルながら無駄のない設えで、細部にまで美意識が行き届いていました。

夜はトップルーフバーへ。
静かに流れる時間の中で、非日常をゆっくり味わえる、まさに特別なひとときでした。

夜が明け、窓の外には深圳の高層ビル群が静かに朝日を浴びていました。
これから、次の目的地・上海へと移動します。